講座紹介

奈良県立医科大学 総合医療学講座は、1999年(平成11年)1月に前身の「病態検査学講座」から「総合医療・病態検査学講座」に改組され、中野博が初代教授に就任しました。1999年3月から振り分け外来を開始しました。
2000年(平成12年)4月に中村忍が2代目教授に就任し、2000年7月から診療業務を開始しました。2001年5月から病床を運用開始しています。
2004年(平成16年)4月に現在の「総合医療学講座」に改名しています。
2010年(平成22年)3月に中村教授が退任されてから、一時は外来診療のみに縮小しました。しかし、2011年(平成23年)4月に西尾健治が准教授に就任してから診療体制を再度整え、入院診療も再開しました。2014年(平成24年)7月に西尾健治が3代目教授に就任してからは医局員も順調に増えており、外来8診、病棟16床の体制を確立しました。
2023年(令和5年)3月に西尾教授が退任しましたが、これまでの体制を引き継ぐ形で2024年(令和6年)4月に吉本清巳が4代目教授に就任しました。

学生教育では主に、医学科4年生の統合臨床講義と、医学科5・6年生の臨床実習(ポリクリ)を担当しており、診断学・身体診察を中心とした講義・実習を行っています。特に臨床実習では、臨床推論をテーマとして、学生ごとに担当患者を割り当て、問診から鑑別診断を考える実習を行っています。

当教室の研究業務としては、TTP(血栓性血小板減少症)治療の治験への参加、血栓止血の病態や、不明熱、膠原病の病因に関する基礎研究、在宅医療に関わる研究などを行っています。

学会活動としては、日本プライマリ・ケア連合学会、日本病院総合診療医学会、日本内科学会、日本リウマチ学会、日本血栓止血学会、在宅医療連合学会などでの発表を行っています。


教室沿革

1999年1月 「病態検査学講座」から「総合医療・病態検査学講座」に改組
中野博が初代教授に就任
1999年3月31日 中野教授退任
2000年4月1日 中村忍が2代目教授に就任
2000年7月1日 診療業務開始
2001年5月1日 入院診療開始
2004年4月1日 「総合医療学講座」に改名
2010年3月31日 中村教授退任
2011年4月 西尾健治准教授就任
2012年4月 入院診療再開
2013年9月 総合診療科独自のER業務を開始
2014年7月1日 西尾健治が3代目教授に就任
2022年4月1日 ER業務を奈良県立医科大学附属病院の24時間365日
ERに移行
2023年3月31日 西尾教授退任
2024年4月1日 吉本清巳が4代目教授に就任