医療従事者
の方へ
通常外来
奈良県立医科大学附属病院 総合診療科では内科疾患全般について幅広く診療を行っています。特に、どこの科でも診療対象になりにくい症状を有する患者さん(不明熱,体重減少,全身倦怠感など)、複数の疾患をもち複雑な病態を呈する患者さん、専門科を受診させるまでではないが何か気になる患者さんなど、特定の専門科に当てはまらない、あるいは多岐にわたるマネジメントを要する患者さんについては、当科にご紹介いただくことが多いかと思います。貴施設に於かれましても、紹介する科がはっきりしない症例、診断に難渋する症例、治療に難渋する症例等がありましたら、当科にご紹介頂けましたら幸いです。
当科で診察を行ったのち、単独の専門科疾患と判明した際は、後日該当する専門科に移行していただく場合もあります。
当院は特定機能病院として病病・病診連携を推進しております。ご紹介は、地域連携室を通じてのご予約をお願いいたします。当日受診を含め、お急ぎの場合は直接外来に御連絡いただきご相談ください。患者様の病状、当日の受診人数や混雑具合、救急対応疾患数等に応じて対応についてご相談させていただけましたら幸いです。
また、当科に通院中の慢性疾患の患者さんについて、必要な検査や治療を行い病態が安定されましたら、地域の医療機関へ逆紹介させていただき、継続診療をお願いする場合もございます。ご協力の程よろしくお願いいたします。
救急患者の受け入れについて
奈良県立医科大学附属病院 総合診療科では二次救急の適応となる患者さんについてのご紹介も受け入れています。特に大学病院での高度な治療(たとえば特発性血栓性血小板減少性紫斑病に対する血漿交換など)については、積極的に受け入れていきたいと考えています。対応が必要な患者さんがいらっしゃった場合には、まずは当科外来まで電話でご連絡下さい。ただし当院の専門科に定期的に通院されている患者さんや、明らかに専門的な治療が必要とされる患者さんについては、まずは該当する専門科にご相談ください。
一次救急は今のところ受け入れておりません。紹介状を持参されていない場合や、医療機関からのご連絡がなく患者さんが来院された場合には、近隣の医療機関または輪番の医療機関をご案内させていただきます。予めご了承下さい。
なお2013年から当科で独自に行っていたER対応については、2022年4月を以て「24時間365日ER」に移行し、現在は終了しております。